啓明学園 スロヴァキア訪問記

□■□ 2000年 春 スロバキア体験学習 □■□


3月31日(金) 雨のち曇り −5日目−

グローバルフレンドシップ祭

朝からあいにくの雨だが、マーキュリー校主催の「グローバルフレンドシップ祭」の開幕だ。朝、7時半に学校に到着すると、もうみんな活気をおびていた。体育館以外の各教室にもマーキュリー校の生徒の展示や発表もあり、盛りだくさんの催しが準備されている。高1の秋山さんと菅沼さんと私は和服に着替えて茶道のために用意をし、ドイル先生と福海君が剣道着を着、その他の生徒は制服の上にはっぴを着て頭には豆絞りをまいた。

午前9時半いよいよ開幕の音楽が流れ、生徒会長を先頭にバルノバ理事長夫妻、副知事、教育委員長が体育館入口から入場しステージのに上がった。始めにバルノバ理事長、続いて来賓の挨拶があり、招待された各校代表の生徒も自国の言葉で挨拶をした。啓明は、秋山さんが着物姿で登場し、挨拶の後に大きな拍手をいただいた。その後、スロバキアの民族舞踊がステージでくりひろげられた。


お箸の使い方…ひなあられをつまむ

お習字のレクチャー

あやとりに挑戦

ステージで各発表が行われる中、各展示場でもそれぞれの催しが同時進行で行われた。私達も、中1の湯浅さんと小柳さんによる「折り紙教室」、中1の溝口君と高2の丸山君による「お箸の使い方」、中3の渡辺さんの「あやとり教室」などを始めた。また菅沼さん、秋山さんと私による「茶道」では、理事長夫妻、校長と教育委員会会長にお茶を一服さし上げることになった。生活習慣にない正座をするのは、とてもつらそうでしたが、お抹茶をたてるのを良くご覧になり、外国の人々にはにがいと思われるお茶も全部飲み干して下さった。静かな雰囲気とはいかず、騒々しい体育館の中であったが、少しでも日本文化に触れていただけたらという願いの中、生徒全員が一生懸命にそれぞれの担当の責任を果たした。茶道の様子は、マスコミにも取り上げられ、秋山さんと菅沼さんが取材を受けた。その後、同じ場所で本橋さんと菅沼さんによる「お習字コーナー」が始まった。半紙にひらがなで名前を書いてあげるというものだったが、大人気で長い列が昼食の休憩をとるまで続いた。またもう一方で松見さんと渡辺さんが、日本の甘味として、「ひなあられや餡蜜の試食コーナー」を設けたが、あんこや寒天はあまり好みではないようで今一つだった。そこで、しばらくするとここでもお習字コーナーにして本橋さん達を助けた。


クロアチアの生徒と共に

インターナショナルスクールのインド系の子供達

ステージの上では、次々とプロのダンサーの踊りや生徒の発表が行われた。中でも目についたのは、インターナショナルスクールの小学生による歌と踊りで、民族衣装を着てそれぞれの国の友達を紹介し合ったりするのがともて可愛らしかった。また、地域の民族衣装をまとったクロアチアの生徒の歌や演奏はともにリズミカルで歌声も素晴らしかった。私達の発表は、1時半から2時に変更になったが、他校の発表を観るうちにだんだんと不安になった。日本で何度か歌の練習はしていたものの、歌声は今ひとつ小さくパワーに欠けていた。

 午後2時いよいよ啓明生の出番だ。駆け付けたテレビ局の人もスタンバイしている。拍手の中、緊張しながらステージに上がり、始めに「おお牧場は緑」を歌った。みんなも、今までにないぐらい大きく元気な声をだした。そのうち、会場からもいっしょに日本語で歌ってくれたり、手拍子を入れて応援してくれた。みんなにも笑顔がもどった。次は「さくらさくら」だ。全く雰囲気の違う日本の代表的な歌だが、しっとりときれいに歌えた。拍手も一段と増した。


マーキュリー校のダンスをした生徒と

スロバキアの生徒達と共に

歌の最後は、啓明学園の校歌を元気よく手をつないで歌った。「世界の友と手をつなぎゆく、愛とまことの交わりに ああ平和をつくる若人の学びの庭よ わが母校 啓明 啓明 啓明学園」、この数日間で本当の国際交流の意味をみんな肌に感じ、心からこの校歌を歌えたと思う。次は、福海君とドイル先生の剣道の試合を披露した。剣道を見たことのない人々が大勢いたのでみんな二人の気合と迫力にびっくりしていた。終わった後は、また大拍手で日本の文化披露は大成功に終わった。

この後は、またそれぞれのコーナーに戻り最後まで文化の紹介にそれぞれが力を注いだ。終了後は、3時半からすぐに片づけに入ったが、特に溝口君と丸山君が最後までマーキュリー校の生徒と共に全体の片づけを手伝っている姿が印象に残った。軽いサンドイッチが出された後、6時にグローバルフレンドシップ祭に招かれた学校関係の人々と共にSLUK(スロバキア芸術舞踊)に招待された。SLUKでは、色あざやかな衣装を見につけた男女がさまざまな民族舞踊を披露したが、それは本当に素晴らしかった。踊りの動きはとても早く、リズミカルでまた可愛らしかった。伴奏もまた独特で味わい深かった。私達は、とても感動し、このような素晴らしい民族舞踊をすぐ目の前で見られたことは何よりものごほうびだった。鑑賞後は、同じ会場でレセプションがありお食事をいただいた後、帰宅した。

SLUK(スロバキア芸術舞踊)


(報告者:関根真理)





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