ĽUBICA BALLOVÁ       ルビツァ・バロヴァー
Musicologist
 

 
日本の皆さんこんにちは。フンメル協会のLubica Ballovaと申します。日本へのメッセージとして、第1にスロヴァキアとクラシック音楽の世界についてお話したいと思います。  スロヴァキアはクラシック音楽の歴史がある国です。世界中で最も有名なヨーロッパの作曲家の曲は主にスロヴァキアの首都、ブラチスラヴァで何回も演奏されただけではなく、その作曲家本人がブラチスラヴァをよく訪れたり、スロヴァキアで多くの友人や音楽仲間と交流したりしました。  例えば、1778年にブラチスラヴァで生まれたヨハン・ネポムック・フンメルはスロヴァキアとの関わりが強く、有名な作曲家の一人です。それから、例えば、6歳のモーツァルトがブラチスラヴァで演奏したこと、ベートーベンはよくブラチスラヴァを訪れて、多くの人達と友好的に交流したこと、フランツ・リストがこちらで初めての演奏をしたこと、ハイドンが頻繁にスロヴァキアを訪れたり、交流したりしたことを指摘したいと思います。昔から特にベートーベンの演奏が非常に多く、外国からのお客様もそれを聞きによくブラチスラヴァまで来たりしました。有名なベーラ・バルトークもスロヴァキアの首都で音楽を勉強しました。  さらに、ブラチスラヴァだけではなく、東スロヴァキアにあるコシツェの音楽の歴史、バルデェヨヴの音楽学校、ベートーベンの訪問の足跡を多く展示しているピエシチャ二の博物館等も、スロヴァキアは音楽に歴史的なかかわりがあることを示しています。  そこで、現在も歴史の道を辿って、いろいろなクラシック音楽に関連する行事を行っています。それを手伝う団体の一つが私の関わっているヨハン・ネポムック・フンメル基金です。クラシック音楽のコンサート、シンポジウム、子供のピアノ・コンペティションなどを開催することがこの組織の目的です。 そう言えば、ブラチスラヴァで行われたピアノ・コンペティションで日本人の子供も優勝したことを覚えています。将来の目的の一つとしては、博物館のあるピエシチャ二市で、ベートーベンの「月光」ソナタとスロヴァキアの関係について、来年国際会議を開くのが私の夢です。 こうしてクラシック音楽を通して、日本とスロヴァキアの間にも交流が深まれば、嬉しく思います。
バロヴァーさんと話していると、お母さんのような暖かい心が感じられます。しかし、ご専門のクラシック音楽の話が出た瞬間、「こんなこともあったのか」と恥ずかしくなりました。「若者がクラシックをあまり知らない。そのせいで、ブラチスラヴァを歩く時、いろんなクラシックの歴史にまつわる面白い証拠に気が付かないことが残念。」とバロヴァーさんのお言葉に、「うん」と頷くしかありません。私もこの出会いまでその一人でした。
     
   
  クリスマスコンサートの開催準備中に