こんにちは。今日は先週のレポートに書いたブルチアク(Burciak)について、説明します。
季節はちょうど、ブドウの収穫終盤になりました。ブドウ畑にふっくらと実っていた房も、もうほとんど見かけなくなりました。スロヴァキアワインは今や日本でも手に入るというだけあって、ワインの産地であることはもとより、スロヴァキアワインのファンの方も多いことと思います。
首都、ブラティスラヴァを含めた、スロヴァキア南部のワイン産地では、9月にはいると各地でワイン祭りが行われます。"ヴィノブラニエ/vinobranie"といって、"ブドウ収穫期"、"ワイン醸造期"という意味です。
その時に売られているのが、ブルチアクです。ワイン祭りだけでなく、この時期に行われる市や、その他の催し物に際しても頻繁に見かけます。
ブルチアクとは、いわゆる発酵段階の、熟成していないワインのことです。
色は、赤も白も、まだ濁りが残っていて、口に含むと、発酵したものに独特なピリッとした感覚が舌に残ります。とても甘くて、ワインというよりは、フルーツパンチを飲んでいるようです。
このブルチアクは砂糖も水も加えないのが基本ですが、多雨のために甘みの少ないブドウしか出来なかったときは砂糖を加えます。しかし、砂糖を加えれば加えるほど、飲んだ後の後味が悪くなります。つまり、二日酔いになりやすいということです。水は、質より量を重んじる人がブルチアクに足すということですが、もちろん、その場合も味は落ちます。アルコール度数は約10.5%です。
さて、ワイン祭りでは、その場で一杯だけという人にはコップに注いで売ってくれますが、ボトル(ペットボトル)で買うこともできます。
常に発酵し続けているので、ペットボトルの蓋は完全には閉じられていません。しっかりと蓋をしめて一晩置いてしまうと、飲もうと思って蓋を緩めた瞬間、ブルチアクが爆発したようにボトルから噴出すことになります。というわけで、残念ながら日本へもって帰ることはできません。
9月にスロヴァキアに来ることがあったら、ブラティスラヴァ音楽祭で芸術を鑑賞し、このワイン祭りをみて、ブルチアクで乾杯してみるのもいいと思いますよ!
★スロヴァキアワインの参考サイト:
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