11月9日、朝から部屋の中の暖房が異様に効いている。私は、暑くて、喉が渇いて目が覚めた。ここの冬は厳しいが、その分、妨寒対策も整っていて、例えばほとんどの家でセントラルヒーティングが使用されていることは、非常に贅沢である。風呂場にも付いているから大したものだ。
この、風の出ない暖房器具は体に優しく、部屋をやんわりと暖める。外出時、終身時にも暖房が消えることはなく、日本で味わう帰宅時、起床時の寒さはない。ただ、一軒家に住むものは、エネルギー節約のために頻繁にスイッチを入り切りするため、アパートや学校、会社などで体験する暖かさには劣る。暖房器具は壁に取り付けられているために、夏に物置にしまう必要もなく、取り付け場所は窓の下といった具合で、邪魔にもならない。日本でも、最近普及してきたから、既に家で使用している人もいるかもしれない。
さて、こんなに部屋が暖められている理由は一つ。それは、外が寒いからだ。窓を開けると冷たい風と雨が吹き込んで来た。なんと、道路にはうっすらと雪が積もっているではないか! このところ寒い日が続いていたと思ったらついに雪が降った。
しかし、これは初雪ではない。驚くことに、今年の初雪は10月中であった。ここ何日かの日中の気温は6度〜10度、夜は3度〜0度、または氷点下2〜3度である。もっと寒くなると、ブラティスラヴァでも氷点下7度から15度にはなる。ブーツは内側が毛布のようになっているものを履き、コートは皮製、またはダウンのものを見につける。
ちなみに、11月11日は"マルティン/Marin"(*1)という名前の日 である。「マルティンが白馬に乗ってくると、吹雪が起こる」(*2)といった謂があり、いわゆる、この日を境に冬へと季節が移り始めるという意味である。また、この日の天候が、そのまま、年明けの2月2日、聖燭祭の天気になるとも言われる。
というわけで、部屋の暖房が効いているのも当然という訳である。乾燥には十分注意したいものだ。
*1...2004年7月9日 ツィリルとメトド のレポート参照
*2..."Ak pride Martin na bielom koni, metelica metelicu honi"
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