寒さは日ごとに増すばかり。最近は寒いだけでなく、スロヴァキアの各地を強風が吹き荒れた。11月14日の日曜日から15日月曜日に掛けて、スロヴァキアの中央に位置するホレフロニエ/Horehronie地域でたつ巻が起こった。風速100kmの風はヘルパ/Heľpa村で2軒の屋根を丸ごと吹き飛ばし、60軒に被害を与えた。幸い死者は出なかったものの、15日まで、電気と水が断たれた。
私の住むブラティスラヴァにも、雨と共にこの強風はやって来た。傘をさしても全く意味をなさず、逆に傘の骨が折れてしまった。
そして、更に勢力を増した暴風が19日の金曜日、高タトラ山脈(以下タトラ)の山肌を襲った。最も被害の大きかった地区はポドバンスカー/Podbanskaからタトランスカー・コトゥリナ/Tatranska Kotlinaまでの3km。子供たちは学校などに避難した。
倒れた木々の数はおよそ200〜300万本、若木の数も含めると10億本にもなるという。山間を走るタトラ電鉄は不通となり、代わりにバスが走っている。私もこの夏は2度ほどタトラを訪れているが、その時とは違う光景をニュースで見た時は驚いた。
しかし、タトラを復興させようとする動きが早くに始まり、支援金が国内の電話会社、銀行、役所、政治家、他国の外務省、民間人から集められた。
タトラ山にはチェコからの登山客が多く訪問していたが、タトラの自然を今回の災難で非常に残念に思う人が多く、チェコからも予想以上の協力が得られた。既に100万コルナ(日本円にして約300万円)が銀行の復興支援口座に振り込まれたという。この支援金は全て苗木の資金に当てられるそうだ。
この被害にもかかわらず、タトラ山のスキー場開きが11月27日土曜日に行われた。元々木のないスキー場は営業にも問題なく、多くの行楽客がスキーを楽しんでいるようだ。タトラ地域は観光業でもっているため、スポーツ、登山、温泉に訪れる人々を制限することはできない。経営を継続すると共に、タトラの復興にも最善を尽くすとのことだ。
※写真は全てwww.sme.skからのもの
※ニュース(STV)で流れた映像も、一部インターネットで見ることが出来るので、アドレスをここに載せます。
http://archiv.stv.sk/tvarchiv/video/?video=6424

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