今日のレポートは、低タトラ山脈からお届けしよう。
去年の11月、高タトラ山脈の木々が暴風によりなぎ倒され、土地が一変したことは以前のレポートでもお伝えした通りだ。しかし、低タトラ山脈までは、その被害は及んでいない。
今回私が訪れたのは中央スロヴァキア、バンスカー・ビストリツァ/Banská Bystrica市から北へ28kmの低タトラ山脈とビッグ・ファトゥラ/Veľké Fatry山地の境に位置するドノヴァリ/Donovaly。そこにはパーク・スノー・ドノヴァリ/PARK SNOW Donovaly(http://www.parksnow.sk/donovaly/index.php)というスキー場がある。
ここでは、スキー、スノーボードはもちろんのこと、犬ゾリレースも行われ、実際にソリ犬を借りてそれを体験することもできる。その他にもスキー場をぐるりと囲むようにクロスカントリースキーのコースがあり、滑って、歩いてというスキースタイルを楽しむ人も多くいる。
ブラティスラヴァからドノヴァリまでは直行バスが出ており、所要時間は約4時間半。私は朝4時過ぎのバスに乗り、目的地へ向かった。
レンタルスキーはブーツ、板(カービング)、ストックの3点セットで1日320コルナ、スノーボードはブーツとボードの2点セットで1日360コルナであった。もちろん、長く借りれば借りるほど割安になる料金システムになっている。リフトは一日大人640コルナだが、シーズンによってリフトの料金は上下する。どのスキー場でも一番料金の高いシーズンは12月末から1月初めにかけてである。このパーク・スノー・ドノヴァリではその時期690コルナで、最も安いスキーシーズンオープンしたての11月からクリスマス辺りまでは380コルナであった。
道路を挟んで大きく二つに分けられているスキー場(http://www.parksnow.sk/donovaly/mapa.php)には、初級から中級者用の幅広いゲレンデが広がる。滑走距離は最低240mのものから最高2200m、高低差は最低25mから最高447m、平均斜度は初心者コースの6度から中級者コースの11.7度のものである。一応中級者コースとなっている平均斜度12度の滑走斜面でも、上級者用と言っても過言でない、急でコブのある斜面もある。滑走距離2200mは確かに滑り応えがあって、一気に降りて来るとかなり息が上がる。
雪質は、季節や天候といった条件によって異なるが、日本と比較するとやわらかい。ゲレンデも広い。混雑時もリフト乗り場で10分以上待つことは、少なくとも私の場合はなかった。
宿泊設備としてはゲレンデ近くにホテルやペンションがあるが、少し離れた所に貸し別荘もある。この貸し別荘では自炊しなくてはならないし、タオルやアメニティ、スリッパ等も持参しなければならないが、料金はホテルやペンションに比べてかなり格安になる。ホテルやペンションが1泊だいたい1500コルナ前後に対して、貸し別荘は300から400コルナも出せば借りられる。検索、及び予約はインターネットで可能だ(例:http://limba.cestovanie.zoznam.sk/)。
スキー以外でも車でスロヴァキアを旅行する場合は、この貸し別荘を是非おすすめしたい。ただし、キッチンが使えるのかどうか、また、お湯が出るかどうかは事前に確認する必要がある。
今回は、初日は雪が降っていたために手足と耳が冷えたものの、その後は晴天に恵まれ、毎日の筋肉痛に悩まされながらもスキーを楽しむことができた。
|