「100万の娘/Dievča za milión(ディエヴチャ・ザ・ミリオーン)」、「スロヴァキアはスーパースターを求めている/Slovensko hľadá SuperStar(スロヴェンスコ・フラダー・スーペルスター・・・以下:スーパースター)」。
これらはどちらもスロヴァキアにはこれまでになかったテレビのオーディション番組である。JOJ(ヨイ)テレビの「100万の娘」は司会者を、スロヴァキアテレビの「スーパースター」は歌手を募集したオーディションである。前者は優勝者が司会者として年棒100万コルナ(月収およそ83万コルナ、日本円でおよそ23万円)の契約をテレビ局と結ぶことができる。後者はチェコでお馴染みの番組のスロヴァキアバージョンである。
その一番の見どころは第1ラウンドにあって、多くの参加者が自分の才能を信じて集まり、しかしそれが大きな勘違いであったことを、彼らの披露する歌を聴きながら、視聴者がお笑い番組を見るように楽しむところである。
それぞれのオーディション場所はスロヴァキア国内全国各地から、時には海外のリゾート地にまで及ぶ。応募者をある程度の人数まで厳選していくのは審査員の役目である。人数が絞られると会場はテレビ局のスタジオに移され、審査は視聴者による携帯電話のメール投票に委ねられる。
参加者はテレビ局での撮影にまで勝ち進むと、衣装、メイク共に他のタレントと同じように準備をしてもらう。予選の時とは打って変わって、カメラの前に立つ時はもう半分スターも同然である。
視聴者にとっても参加者にとってもこのオーディション番組という企画は新鮮であるが、だからといって最終審査に至るまでに4ヶ月から半年もかけるのは疑問である。毎週一回の放送の他にも再放送があり、参加者や審査員にインタビューをする追加番組もある。その狙いは視聴率を上げるためというよりも、むしろ、他に番組の企画がないために延ばしているように見える。また、テレビだけでなく、その番組のスポンサーとなっているラジオ局、雑誌といったマスメディア全般でも番組のことを取り上げているから大したものだ。
これらの番組をきっかけに、他のテレビ局も負けじとオーディション番組なるものを企画、放送し、一つ終わればまた一つといった具合に継続されている。マルキーザテレビでは、特定の才能を探すためではなく、賞金を当てるオーディション番組が既に出番を控えている。
「100万の娘」を終えたJOJテレビでは、ダンサーのオーディション番組がスタートする予定。そして、スロヴァキアテレビのスーパースターはまだ続行中であるが、第二段スーパースターも検討中の様子だ。隠れた才能を引き出し、その才能を活かすチャンスを与えることが主な目的だと放送局の担当者は語る。
★ 参考サイト:
・ http://superstar.stv.sk
・ http://fotky.azet.sk/album.phtml?&i7=5624262&al=241749
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