年に一度の恋人たちのための日、バレンタインデー。スロヴァキアでは何をするのだろう?
バレンタインとは、そもそも人の名前で、スロヴァキア語ではValentín(ヴァレンティーン・・・男名)と発音する。
「聖ヴァレンティーンの日」となっているこの日は、実は名前の日の一環なのだ。女性固有名詞形はValentína(ヴァレンティーナ)で、10月11日がその名前の日となっている。
名前の前に「聖」が付くということは、その人が聖職者であったことは想像がつく。実は、ヴァレンティーンと名のつく聖職者は少なくとも3人いて、3人とも2月14日に没したとか、その他諸々の記述は残っているものの、没年や細部が異なるため、「歴史」ではなく「伝説」とされている。ここでは次の伝説を挙げる。
聖ヴァレンティーンこと、ローマ帝国の司祭は、当時、強兵策としての兵の結婚禁止に反対して内密に結婚を成立させていた。後にそのことが暴かれ処刑されたその日が、269年2月14日だったという。
以来その日は聖ヴァレンティーンの死を追悼する宗教的行事の日とされてきたが、後の14世紀頃からその日を恋人たちのための日とする習慣がイギリス、フランスから生まれた。
日本ではこの日は女の子が男の子にプレゼントをし、告白をする日となっているが、スロヴァキアでは特に女の子だけが男の子にプレゼントをするのではなく、双方が贈り物をしたり、一緒に過ごしたりする日となっている。パートナーのいない人も友人同士で飲みに行ったり、パーティーに行ったりする。
プレゼントは日本のようにチョコレート一色という状況はなく、花や小物、衣類などが頻繁に贈られる。もちろん、チョコレートも贈られるが、本命にはプレゼントしてはいけない。なぜなら、スロヴァキアでは誰かの家を訪問する際、また、お世話になった際のお礼に、「ほんの御印」として贈られるものがチョコレートであるからだ。
「ほんの御印」を本命に贈っては、愛が深まるどころか、それは冷めてしまうのでご注意を! また、義理チョコといった類の義理で何かをするという行為は、スロヴァキアには本来存在しないと言っても良い。
それでは
"Prajem vám sladký Valentínsky deň!" (プライェム ヴァーム スラトゥキー ヴァレンティーンスキ ディェン)
あま〜いバレンタインデーをお過ごし下さい!
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