バチカン市国のローマ法王ヨハネ・パウロ2世危篤の知らせが届いてから、スロヴァキアの各地の教会ではカトリックの信者が集まり、法王のために祈りを捧げ、静に歌を歌っていた。しかしながら、その願いも空しく、4月2日(土)夜、21時37分、法王は亡くなった。テレビの画面には日ごろほとんど出ることのない緊急速報が流れ、法王の死がスロヴァキア国民に知らされた。
次の日の日曜日、スロヴァキア全土の各カトリック教会は、法王の冥福を祈り、午前10時半、一斉に鐘を鳴らした。毎週日曜日にはミサが行われているため、聞き慣れている鐘の音も、その日ばかりは一層荘厳に、バチカンまで届くかのように響き渡った。
ブラティスラヴァ城の下に建つ聖マルティン教会では、イヴァン・ガシュパロヴィッチ大統領、ミクラーシュ・ズーリンダ首相、パヴォル・フルショヴスキー議長も参列したミサが行われた。そして、その日の各テレビ局のニュースでは、喪服に身を包んだアナウンサーが、あらためて法王の死を告げた。
ローマ法王の死を悲しむ人の姿があちこちで見かけられたのには、カトリック教徒がスロヴァキア国民の半数(60.4%)を占めるからであろう。
8日(金)のバチカンで行われた葬儀には、大統領と議長が参列し、各報道局は中継や特別番組を放送した。
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