スタディーツアーというのは、スロヴァキア政府観光局による、スロヴァキアについて学ぶことを目的とした、観光業者、広告代理店、制作会社、出版社、新聞社のためのツアーである。
今回は計11名が参加し、5月8日から13日まで(11名中2名は取材の関係で16日まで)の6日間の日程で、ブラティスラヴァから北回りでスピシュ城まで、そして中央スロヴァキアを通って戻るという行程でスロヴァキアを周った。
私も通訳としてこのツアーに参加していたので、その一部をレポートする。
この6日間という、スロヴァキアの全てを見尽くすには到底短い日程の中で、私達は雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けず、寝る時間も惜しんでスロヴァキアの名所を旅した。その中には市長や村長、あらゆる機関の方たちとの会見も組み込まれていて、各地で大きな歓迎を受けた。
このツアーの詳細は、参加者の出版物などを待つとして、下に今回の13日までの行程をざっと挙げる。
| 8日 | ウィーンに着陸後、バスでブラティスラヴァヘ移動
ブラティスラヴァ旧市街散策
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| 9日 | ブラティスラヴァ城
トレンチーン市街散策後、副市長と会食
ジリナ市のブダティン城見学後、旧市街を散策
ライェスケー・テプリツェのスパ見学
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| 10日 | ストレチュノ村付近のヴァーフ川下り
デメノヴスカー・ドリナの鍾乳洞見学
スヴェティー・クリージュ木造教会見学
ヴルコリネツ村見学
スロヴァキア民族舞踊、音楽鑑賞
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| 11日 | 高タトラ山脈にて登山列車に乗車(スタリー・スモコヴェツ〜フレビエノク間)
シュトルバ湖見学
ヴィソケー・タトリ市副市長、小等学校校長と会食後、市庁舎訪問
スピシュスカー・ソボタ村訪問
スピシュ城見学
スピシュスカー・カピトゥラの聖マルティン大聖堂見学
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| 12日 | レボチャ村の聖ヤコブ教会見学
マルクショヴツェ村の館見学
バンスカー・ビストリツァ市街散策
リンバフ村で文化庁、公務関係の代表者と会食
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| 13日 | ブラティスラヴァの市場訪問
ウィーンの空港から離陸
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この中で、11日の登山列車で行ったHrebienok(フレビエノク)の山小屋について、ここで紹介しよう。
そこは、高タトラ山脈の一部に属する。10日の夕方過ぎにタトラへバスでやって来た私たちは、窓の外の景色に言葉を失った。高タトラ山脈は去年の11月19日に起きた強風で樹木がなぎ倒され、景色が一変してしまったことは、以前のレポートでお伝えした通りである。その被害があまりにも広大で、私たちは倒れた木々から目をそらせなかった。
次の日の11日は、その被害を今度は、列車の窓から見ながら、遠足に来ていた子供たちと一緒に山へ上がっていった。天気は生憎の雪。それでも私達は、せっかく来たのだからと一番近い山小屋までは歩いて行ってみることにした。雪のうっすら積もる山道を歩くこと約20分程で、ライネル・ハット/Rainerova chataに到着した。小さい山小屋には木製の古いスキーや橇(かんじき)、タトラの写真などなど、小さいアンティークショップを思わせるような内装が施されていた。
その山小屋の名物は自家製の薬草茶。独自に調合した薬草茶に、砂糖をたっぷり入れたものが出される。その他にもタトラの名酒、Horec(ホレツ)というゲンチアナ根の薬草酒をぐいっと一杯やれば、さらに体も温まり、お腹の消化も良くなる。どちらも少々苦味があるが、きつくはない。
ほかほかと身体が温まったところで私達は山小屋を後にし、降り止まない雪の中を駅へと向かった。
ガイドの話によれば、もう少し歩けば滝も拝めたという。しかし、雪の降る中、山の身支度もままならずに歩くのはしんどい。次回、晴天のときに訪れてみたいと思う。
今回、日本からの視察団が来たことで、スロヴァキアの魅力がより多く日本で紹介されることは間違いない。そして、それに興味を持ったより多くの日本人が、実際にスロヴァキアへ訪れることができるように、スロヴァキア側もそれを受け入れる態勢を整える必要がある。
 山小屋ライネル・ハットにて |
 民族舞踊と民謡も堪能しました |
 食事はトリ料理三昧!! |
 お土産のチェックもしっかり |
 副島日本大使と |
 政府観光局にて |
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