T-mobilをスロヴァキアでは「ティー・モビル」と発音する。
4月末までユーロテルという名で親しまれていた携帯電話の一企業は、5月よりヨーロッパでの情報通信最大手のTモバイルへと社名を変えた。株主はスロヴァキアテレコム(100%)である。そのスロヴァキアテレコムの51%の株を占めるのがドイツテレコムだ。世界有数の移動通信サービスの一員となったことで、各地のTモバイルとの協力により低経費で技術開発に望めるという。
このスロヴァキアでの新たなスタートを祝して、Tモバイルは6月1日、ブラティスラヴァでエルトン・ジョンの無料野外コンサートを催した。当日は8万人を越える観客が集まった。
今や、若者はもちろん、ビジネスマン、主婦、子供までもが携帯電話を持つようになっているスロヴァキアには移動通信サービス会社が2社ある。一つはオレンジ、もう一つがTモバイルである。
オレンジのオリジナルカラーであるオレンジ色に対し、Tモバイルはピンクとグレーが目印。実は、オレンジも2002年3月、フランステレコムのグローブテルからイギリス企業の現在の名に変わっている。2004年末の時点でユーロテルには191万4 591人が、そして現在のオレンジには236万573人が加入している。(参考:www.itnews.sk)
携帯電話事情は、日本とさほど違いは無い。電話機のモデル、着信音や電話の画面、iモードといった内蔵されている機能には日本のものには及ばない。最近ようやくデジカメ付きのタイプが徐々に普及してきたところである。
以前から備わっていたものの中にEメール機能があるが、ヨーロッパでは携帯電話にSMSという全携帯共通メール送受信が一般的で、携帯電話にEメールがなくてもほとんど事が済むのが実態である。このSMSの場合、Eメールと違って迷惑メールがないことが大きな利点であろう。
また、国際ローミングサービスを契約すれば国外でもメールを送受信できる他、電話の発着信も可能である。その他にも、インターネットへの接続が無い代わりに、携帯電話サービス会社が、娯楽、宿泊、電車とバスの時刻表といったインフォメーション用の番号を備えていて、有料ではあるが、その番号にかければ情報を提供してくれる。
その他にも近年、銀行などでは携帯から振込みや支払いが出来るシステムを導入し始めたが、まだまだそれを活用する人は少ない。
最後に、参考までに公共の場での携帯電話の使用状況を載せておこう。スロヴァキアではバスや電車の車内でも携帯電話の通話が認められている。車の運転中は電話の発信、メールの送信および受信したものを読むことは禁じられているが、電話がかかってきた場合には話してもよい。国によって携帯電話のマナーに関する考え方も随分異なるものである。
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