私のアパートの側にサーカス団がやって来た。
スロヴァキアには近隣国、特にハンガリーからのサーカス団が地方巡業で頻繁に訪れる。お祭りと同様、サーカスも子供たちの大きな楽しみの一つである。
今回やってきたのはチェコのアレックスサーカス団。ブラティスラヴァの住宅街にある空き地に大きなテントを張って2週間少し興行した。今回のチケットは大人、小人とも1等席が200コルナ、2等が150コルナ、3等が70コルナであった。
小さいサーカス団だが、珍しく動物を連れていて、象2頭、馬4頭、ポニー2頭、ラマ3頭、トラと雌ライオンが1匹ずつに犬7匹が子供たちの大きな注目を集めた。
テントの中では、光るブレスレッドや棒を売っていて、綿菓子やポップコーンと共に、ほとんどの子供たちがそれを買ってもらっている。ピエロとのやりとりに大声で答えながら、普段見たことのないような動物やら、芸当らに目を輝かせていた。
ここ道化師(ピエロ)はもちろん、フラフープ、ナイフ、棍棒、ボールなどの小道具を使った技がどのサーカス団にもあるスタンダードな芸当と言ってよいだろう。ちなみに、空中ブランコはまだここでは見たことがない。
サーカスといえば、世界を舞台に活躍するカナダのケベック州生まれの「シルク・ドゥ・ソレイユ」をご存知だろうか。これは、アレグリア、サルティンバンコ、キダム等々の演目を来日公演している、人間のみの、人間の持てるフィジカルパワーの限界を最大限まで追求するスーパーサーカス団である。
実は、このサーカス団のトレーナーの一人がスロヴァキア人女性なのである。ブラティスラヴァの芸術大学でバレエの振付けを学び、現在はカナダで、このシルク・ドゥ・ソレイユのメンバーのトレーニングをしているという。
世界で活躍する人の中で、実はスロヴァキア人だったというケースがよくあるからおもしろい。
|